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巌流島・・「私は原因」から迫る

 武蔵はなぜ「未来での戦い」ができたのでしょうか? その原因は、彼の生き方にありそうです。 生き方を変えれば、「未来での戦い」ができるようになる・・まさに「私は原因」からの突っ込みをかけます。  まず、武蔵自身が「未来での戦い」であることを意識していたかという問題があります。  私はあると思います。 なぜなら以下のやりとりをしたからです。  「きょうの試合は、すでに勝負があった。汝の負けと見えたぞ...

巌流島・・「未来での戦い」

 武蔵は、ああでもないか、こうでもないかと、策を巡らしました。 小次郎はツバメ返しに、一本化しました。  ああでもないか、こうでもないかと策を巡らす事は、カットアンドトライであり、その都度「場」を引き寄せたはずです。  武蔵が「外応」をとらえることができたとすれば、起こりうる未来の予測がついたはずです。  それはあり得ると思いました。 なぜなら「鳥の声」が聞けたからです。  ということは、巌流島に...

巌流島・・「場」の勝負

 昨日は、武蔵のほうが主観的で、小次郎のほうが客観的だと書きました。  では、なぜ、主観的のほうが強いのでしょうか・・。   主観的というのは、「場」を取る力だと思うからです。 主観は、自分が環境を見る目です。  逆に客観は、環境の側から自分を見る目です。 「場」というのは、宇宙の中で自分に関する運動方程式だけを切り取ることです(この説明がわからない人は不思議研究所のメインコーナーをご覧下さい。)...

巌流島の客観性と主観性

 武蔵と小次郎は、どちらが客観的で、どちらが主観的だったでしょうか・・。  ちょっと見、小次郎が主観的に見えます。なぜなら自分の技の世界に埋没したからです。 武蔵はと言えば、自分にこだわらず、色々と周囲を探しました。武蔵のほうが客観的に見えます。  しかし・・ 視点を変えてみます。  小次郎は「刀」を捨てることはできません。相手の櫂を「そんな物で俺に勝てると思うか?」とさえ言いました。 小次郎は現...

巌流島・・「私は結果」がなぜ強い?

 小次郎が対戦してきた相手は、「私は原因」の人ばかりだったと思います。「技」だけの勝負だったと思うからです。 小次郎はずっとそれで勝ち続けてきました。  彼は巌流島で初めて武蔵と対戦します。 吉川英治の原作にはなく、NHKのドラマではこんなことを言うシーンがありました。 「そんな物(櫂)で俺に勝てると思うか?」  小次郎が「私は結果」に初めて対面した場面だと思います。彼は「私は結果」をバカにしまし...

巌流島・・「私は原因」と「私は結果」の戦い

 どちらが「私は原因」で、どちらが「私は結果」の生き方だったでしょうか?   策略を練る武蔵の側が普通、「私は原因」と考えられます。 そしてハンドルを手放して、「無意識」に自分をゆだねた小次郎が、「私は結果」を生きていたように感じます。  しかし・・  小次郎は、あくまで「自分」が問題でした。外の世界は関係ありません。自分ひとりの技だけに焦点を合わせました。勝てば自分の技がすごいと思い、負ければ自...

巌流島・・無意識の対決

 小次郎は自分だけの無意識にのみ、アクセスしていたうよな気がします。  それに対して武蔵は、自分以外の無意識の世界にもアクセスしていたような気がします。 例えば太陽の位置・・   しかし試合中に意識の世界で、「計算通り」に動いたとは思えません。小次郎の素早い動きに対して、武蔵の意識も飛んでいたはずです。  でも武蔵は、何度もシュミレーションしたような気がします。 櫂を振る練習もそれです。 櫂の動き...

武蔵と小次郎は、自由の方向性が逆

 小次郎はツバメ返しを練習しました。 反射神経は、無意識の産物です。無意識と身体が一体化することで小次郎は「自由」になりたかったのではないでしょうか・・  自由・・すなわち、いつでも自由に勝てる状態です。  武蔵は自分の瞬発的な件の技、すなわち無意識で勝負をするのではなく、策略を使いました。策略は意識の世界だと思います。 そして意識を使って、自由になりたかったのではないでしょうか・・。  自由・・...

無意識を信用していない武蔵

 武蔵は吉岡道場との最終決戦のとき、あぜ道に逃げ込みます。 敵が大勢いたからです。 あぜ道なら、敵もひとりずつしか、かかってこれません。  小次郎ならどうしたでしょうか・・ 彼は中央の広場で格好良く立ち振る舞い、敵を全滅させたような気がします。  小次郎は自分の無意識を信じていた・・ ツバメをも切れる自分の無意識を信じていた・・。  かたや、武蔵は無意識を信じていなかった・・。 だから無意識への負...

巌流島における意識と無意識

 前回では、無意識という話が出ました。 これを武蔵の話に照らせて、もう少し考えてみたいと思います。  小次郎は岸壁に立って、ツバメ返しの技を磨いていました。 コンマ何秒の世界だと思いますので、意識した時はすでにツバメは通り過ぎているはずです。  小次郎がその技を極めていたことは、彼は無意識に動く技で勝とうとしていたのだと思います。 剣の世界では当然のことだと思います。  しかし武蔵はどうでしょうか...

無意識だったろう、佐助

 吉川英治の「宮本武蔵」からの抜粋は、もうありません。 あとは私の勝手な感想と意見を書きます。  武蔵が船を下りてから小次郎と対面するまでの佐助の様子は、小説に描かれています。佐助は見ていられなくて、伏せてしまいました。  しかしその後はどうだったでしょうか・・  実は小説でもNHKでも、武蔵と小次郎はよく移動します。 NHKに至っては、武蔵は50メートルくらい海岸を走りました。  三十三間堂での...

最後に、佐助

 まずは本の抜萃です。 ***********************  彼ら(小次郎側の武士たち)は、漁村の小舟をかり集め、約12,3の舳先を勅使侍の浦へと着けておいた。 そして万が一の場合には、すぐ3,40人が小舟で海上へ出て、武蔵の帰路を遮り、討ち取るなり、場合によっては彼の船を覆して、海峡の底へ葬り去ってしまおうと、示し合わせていたのだ。 ************************ ...

「あなたは私と人生を歩んでくれました」

 吉川英治の原作の最後は以下でした。 「波に任せて、泳ぎ上手に、雑魚は歌い雑魚は踊る。けれど誰か知ろう。百尺下の水の心を、水のふかさを。」  これは映像で表現することが難しいと書きました。だからNHKは最後に斬られたと書きました。  でもそれは柿色の鉢巻きを斬っただけでした。ニコッと笑うのはまだ早い。 なぜならNHKは斬られる寸前、立ち位置を変えたのです。  NHKの最終回、それは、お通の手紙でし...

「誰か知ろう」

 まず、巌流島に向かうときの船の上から見た風景の描写をもう一度載せます。 *************************  彼(武蔵)はかつて、退屈というものを知らずに生活してきたが、この日、船の中では、いささか退屈を覚えた。 櫂(かい)も削ったし、タスキのためのコヨリもよれたし・・そして考える何事も持たない。 ふと。 船縁から真っ青な海水の流紋に眼を落としてみる。 深い・・底知れず深い・・。...

「ずかずか」と踏み込む武蔵

 ここでほんの少しプレイバックします。 太陽を背にすれば、後ろに逃げ場を失い、武蔵にとっては不利な立ち位置でした。 でも太陽の位置のほうが有利だと思った武蔵は、それを選びました。 そのことは、すでに書きました。 以下の文章は、その次から、武蔵がジャンプするまでの間の出来事です。 *************************  思うように、地歩を占め直した巌流は、すでに武蔵の前衛を破ったかのよ...

間合い

 きょうはいよいよ勝敗が決まる瞬間です。 本文の抜粋をどうぞ・・ *********************  巌流が、はっと詰め足を止めたとき、武蔵の姿を見失いかけた。 櫂の木剣が、ぶんと上がったのである。六尺ぢかい武蔵の体が、四尺くらいに縮まって見えた。足が地を離れると、その姿は、宙のものだった。「あっつ」 巌流は、頭上の長剣で、大きく宙を切った。 その切っ先から、敵の武蔵の額を締めていた柿色...

小次郎だって負けていないNHK

吉川英治の小説では、次のやりとりがあることは、すでに書きました。 ******************* 「小次郎っ、負けたり!」 「なにっ」 「きょうの試合は、すでに勝負があった。汝の負けと見えたぞ」 「だまれ、なにをもって」 「勝つ身であれば、なんで鞘を投げ捨てむ。鞘は、汝の天命を投げ捨てた」 「うぬ、たわごとを」  *******************  小次郎は完全に言い負かされています...

武蔵の「用意周到」

  NHKのドラマでは、武蔵は誰もいない海岸に出て、櫂の木刀を振る練習をします。 そのとき、小次郎のツバメ返しが頭をよぎります。  武蔵は、再び木刀を振ります。 木刀のテンションを体に覚え込ませるためです。  夜になると、その櫂を再び削ります。 昼間の練習で発見した不具合を、修正するためです。  私はこのシーンがとても好きです。 私がやりそうなことだからです(笑)。  勝負と言えば、「才能」と「根...

巌流島もビジネスも「だまし合い」

 きょうは巻末に出ている、解説を抜萃します。 ************************  三尺一寸二分の物干竿より一尺長い四尺一寸八分の櫂を天秤棒でも肩にかつぐような格好で構え、小次郎には木太刀の長さの見当が付かぬようにした。 しかも、かの「勝つつもりなら鞘をすてまいに」の一言の調略に乗って、怒気にかられた小次郎は、武蔵の持っている兵器(うちもの)には注意を払わなかった。 ********...

巌流島に直面した二人の「問い」

 小次郎は岸壁でツバメを切る練習をしました(これをツバメ返しと言うらしい)。 巌流島を前にした小次郎の問いは 「この剣で武蔵に勝てるか」  だったのだと思います。 だから剣の練習にふけっていたのです。  しかし武蔵の問いは 「小次郎に勝てるか?」  だったと思います。 どこが違うかと言えば、「剣」が抜けています。  この差はとても大きいです。 会社経営に例えてみましょう。 文房具メーカーが 「しっ...

櫂を削る武蔵、ツバメを斬る小次郎

 NHKの大河ドラマで、小次郎について印象的にシーンがあります。  小次郎がまだ駆け出しだった頃、滝の下の岸壁に立ち、ツバメを斬る練習をする風景です。 何日も何日も続けます。 そしてある日、ツバメを斬ります(可愛そう(笑))  小次郎は興奮して帰ります(そのときは大富豪の用心棒をしていたので、豪邸に帰る)。 そして金持ちの旦那の奥さん(愛人かも)を抱いてしまいます。「今しがた、ツバメを斬った」 と...

吉川英治対NHK大河ドラマ(櫂はどこで手に入れた?)

 きょうから二日間に渡り、吉川英治の原作とNHK大河ドラマの対決です(笑)。  吉川英治の作品では、以下のようになっています。 **************** 武蔵「佐助 佐助「へい」 武蔵「これを貰ってもよいか」 佐助「何です」 武蔵「船底にあった櫂の割れ」 佐助「そんな物、要りはしませんが、どうなさいますんで」 武蔵「手頃なのだ」  武蔵は、櫂を手にとっていた。片手に持って、眼から腕の線へ水...

直感VS全方位

 武蔵と小次郎は戦いを開始しました。   以下、本文を荒削りに削って、私がスポットを当てたいところを浮き彫りにします。 **********************  武蔵の身は、巌(いわお)のように見えた。 「・・・・・・・・・」「・・・・・・・・・」  武蔵は、居所のままだった。 巌流はその武蔵に直面し、また、前面の大海原に対して、長剣物干し竿を諸手に振りかぶっていた。  「・・・・・・・・・...

「小次郎っ、負けたり!」

 さっそく本文です ********************* 「武蔵っ」 「・・・・・・・・・」 「武蔵っ!」  おきなりが響いてくる。二人の足もとにも潮が騒いでいた。厳流は、答えない相手に対して、勢い声を張らないではいられなかった。 「おくれたか。策か。いずれにしても卑怯と見たぞ。約束の刻はとくにすぎて、もうひと刻の余も経つ。厳流は約を違えず、最前からこれにて待ちかねていた」 「・・・・・・・...

佐助は念じた…「早く」 

  とうとう船は、巌流島の付近までたどり着きました。 さっそく本の抜萃です。 **********************  武蔵は、かぶっていた綿入れを脱ぎ捨てて 「まっすぐに」  と言った。 舳先はそのまま進んだ。 けれど佐助の櫓は、どうしても大きく動かなかった。 寂として、人影も見えない島には、ヒヨドリが高く鳴いていた。 武蔵「佐助」 佐助「へい」 武蔵「浅いなあ、この片は」 佐助「遠浅です...

佐助と大旦那

 吉川英治の原作で、気になっていたのが、武蔵が身を寄せていた宿の大旦那と、武蔵を乗せた船を操る船頭でした。 NHKのドラマでは、こういう部分が一切無いからです。  でも武蔵の勝つ原因が、こういうところにもありそうなのです。  以下、大旦那と佐助の、その日の朝の会話です。 ********************** 大旦那「佐助、今日は念を押すまでもないが、合点だろうな?」 佐助「へい、ようく心得...

巌流島を目指して

 武蔵を巌流島に運ぶ船頭は「佐助」と言います。彼は大旦那様からその役を命じられたとき「こんな御用は船師一代のうちにもないことだと思います」 と言ってこころよく引き受けています。  しかし武蔵が勝てば、追っ手によって同時に殺されることも覚悟の上です。  でも武蔵は巌流島にも「遅刻」をします。 それはなぜかと言えば、引き潮になるときを狙っていたのです。 引き潮になれば、逃げ足も速いです(笑)。  それ...

武蔵は柳生石舟斉と対戦していません

「運命を変える未来からの情報」を執筆しているとき、「鳥の声を聞け」というフレーズはキーになるので、吉川英治の原文から抜粋しようと思い、「宮本武蔵全八巻」を買ってきました。  しかしどこを探しても、武蔵は柳生石舟斉が対戦するシーンが載っていないのです。 あのシーンは、NHKの作り話だったのです(笑)。  吉川英治の原作ではどうなっているかと言えば、武蔵は柳生石舟斉の家までは行くのです。その門に「鳥の...

「長所進展法」は「自分にこだわること」

 良い例が佐々木小次郎と宮本武蔵です。  小次郎は他の剣士よりも長い刀が得意でした。その長所にずっとしがみつき、その長所(長い刀)を捨てることはありませんでした。  武蔵は柳生石舟斉に会って以来、鳥の声を聞くようになりました。 それは自分を無にすることにも近くなりました。  戦法は、その時その時で変化します。 今までの勝った手法にこだわりません。  最後は刀すら捨てて小次郎に勝ちました。  武蔵が...

「争い」

 昨日、船井幸雄ドットコムから次のメールがきました。『今月の上旬には、船井会長の著書「思いをひろげ、未来をつくる 「百匹目の猿現象」を起こそう」(サンマーク出版刊)も発売になります。未来は本当にすばらしいものになるのかもしれません』  私がここで斬っていた「百匹目の猿現象」が、本になるらしいです。 でもこのテーマは、船井さんは以前から言及していました。。 そのとき、「100匹目の猿たちが住んでいる...

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森田健(もりけん)

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この本は、読んでいただけるだけで嬉しいです。
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